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【スカッとする話】向かいの家の庭にいたボロボロの子供→家に入れて助けてあげると…【第2話】

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本編

リョウ「雨降って来たね」

 

とある夜の事だ。

この日は朝から寒くて、

午後から天候が崩れるという

予報が出ていた。

時間が少しずれたけれども、

予報は当たったらしい。

夫に言われて外を見たら、

風も強くなり、なんだか

嵐のような様子になっていた。

 

アスカ「今夜は荒れそうね。

プランターをしまうわ」

 

我が家は、玄関に

観葉植物を置いている。

せっかく綺麗に咲いた花が

台無しになりそうで、

私は外に出た。

夫も手伝ってくれて、

プランターを靴箱の上に

置き終わり、鍵を

かけなおそうとした時だった。

 

アスカ「あら?誰かいる?」

 

リョウ「まさか。

こんな天気なのに」

 

アスカ「でも、ほら。

あそこで誰か動いているわよ」

 

私は、見かけた黒い塊の

ようなものを指さした。

うちは新興住宅街で、

似たような家が道路を挟んで

整然と並んでいる。

向かい合っている家の、

二軒ほど先だ。玄関先で、

確かに何かが動いている。

 

リョウ「あれかい?

外に出している

ゴミじゃないのか?」

 

アスカ「違うわよ。

風に吹かれている動きじゃない。

人影に、それも子供に見えるわ」

 

自分の言葉を合図にしたように、

私はダッシュした。