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【第22話】婚約者の彼と高級レストランへ→入店後すぐに伝票が渡され…

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【第21話】婚約者の彼と高級レストランへ→入店後すぐに伝票が渡され…
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【第1話】婚約者の彼と高級レストランへ→入店後すぐに伝票が渡され…
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本編

タカヤは最初こそ

「何のことか分からない」と、

とぼけていたらしいが、

次々と証拠を見せられると、

「な…何でそんな物まで警察に…」

と震え出し、

もう誤魔化しきれないと悟ったのか、

あっさり罪を認めたそうだ。

 

タカヤは詐欺容疑で逮捕され、

起訴前勾留となった。

最後にもう一度だけ、

話がしたかった私は、

拘置所​​へ出向き、タカヤと面会した。

タカヤは私を見ると嬉しそうに

笑顔を見せたものの、

短期間で一気に老け込んでいた。

 

タカヤ「スカミ!

来てくれたんだね!!」

 

無精髭を生やし、服装も、

よく裁判のニュースで見るような、

​​グレーのスウェットの上下で、​​

いつも仕立ての良いスーツ​​を

着こなしていたタカヤとは、

まるで別人のようだった。

タカヤは、何か言い訳の言葉でも

探しているのか、

口をモゴモゴさせるばかりで、

 

スカミ「言い訳なんてしなくて

いいよ。私は全部分かってるから」

 

私が声をかけると、

タカヤは何を勘違いをしたのか、

 

タカヤ「やっぱりスカミは

信じてくれるんだね!

見捨てずにいてくれるんだね!

ありがとう…ありがとう…僕も

スカミのこと、心から愛してるよ!」

 

と、まるで試練を受ける悲劇の

主人公が、彼を信じ、支えるヒロイン

に向かって言うようなセリフを、

恥ずかしげもなく口にしながら、

ポロポロと涙をこぼすのだった…

 

スカミ「え…?『僕も』って…

私はもう、あなたのこと

愛してませんけど…?」

 

タカヤ「………へ?」

 

キョトン顔で私を

見つめてくるタカヤ…