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【スカッとする話】クレクレママ「その薬ちょうだい!」→断ると、逆恨みで包丁を持って凸して来て…【第10話】

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【スカッとする話】クレクレママ「その薬ちょうだい!」→断ると、逆恨みで包丁を持って凸して来て…【第9話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アスカ「じゃ、メグミさん、 行ってきます」 メグミ「アスカさん、頑張ってね! 子供達は任せて!」 園長室に入ると、目撃者のママ達は 3名ほど来てくれていて、 早速話し合いが始まった。...

1話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】クレクレママ「その薬ちょうだい!」→断ると、逆恨みで包丁を持って凸して来て…【第1話】
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本編

先生「逃げた…」

 

ママ「逃げましたね…」

 

アスカ「嘘でしょ…?」

 

ママ「……あれっ?

……子供さん達は?」

 

先生「置き去り……ですね…」

 

園長「…………」

 

全員でただポカーンと見送った後、

またお互いに顔を見合わせた。

園長先生が大きなため息をついた後、

「今日は一旦、これで解散に

しましょう」と幕を引いた。

 

目撃者のママ達が帰って行くのを

「どうもありがとうございました。

助かりました」とお礼を言いながら

見送っていると、

後ろでは先生方が、クレハの

携帯に電話をかけたり、

ご主人の連絡先を調べたり、

慌ただしく動き回っていた。

 

園長先生「アスカさん、また

話し合いになるかもしれませんが、

大体の事は分かりましたので。

クレハさんのご主人と連絡が

取れ次第、今後どうするかを決めて、

こちらからご連絡します。

お宅のご主人には、アスカさんの

方からお話をなさっておいて下さい」

 

メグミさんと子供達が待つ教室に

行き、待たせたお詫びを言って、

やっと帰路についた。

マンションまでみんなで一緒に

帰りながら、私はメグミさんに

先ほどの話し合いの様子を報告した。

 

アスカ「……で、結局クレハが

逃げたもんだから、何も解決せず

持ち越しになっちゃったの!」

 

メグミ「子供も置いて自分だけ逃亡

とか…。想像以上にヤバい女だね!

だいたいさ、こんな小さな

赤ちゃんを殴るとか!!同じ子を

持つ母として、ホントありえない!!

傷害事件として訴えてもいい

レベルだよ!!」

 

アスカ「そっか……。傷害事件……

だよね…。ハルトはまだ6ヶ月の

赤ちゃんなのに…。

私、守ってあげられなかった…」