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本編

ほどなくして玄関ドアのチャイムが

鳴ると、俺はエツコを部屋に

待たせて玄関ドアを開けに行き、

初めて会う『ある人物』と、

黙って会釈を交わし、何も知らない

エツコの待つ部屋へと案内した。

 

『ある人物』の顔を見た時の、

エツコの顔と言ったら!www

さっきまで、俺が騙されていると

思い込み、ご満悦の笑みを

浮かべていた顔が、雷に打たれた

ように瞬時に愕然とした表情に変わり

顔色は一気に青ざめていった…

 

サクラコ「お久しぶりですね、

お義母さん。お元気そうで良かった」

 

エツコ「え……??な、なんで…

どうしてあなたがここに……???」

 

イザキが言っていた通り、

『ある人物』ことサクラコは、

感じのいい若い女性で、

目には怒りをたたえていたものの、

とても上品で、しっかりした

印象だった。

 

エツコは突然立ち上がり、

何かモゴモゴ言いながら

歩き出そうとしたが、

怒りのオーラを纏ったサクラコが

手で制し、元のソファーに

押し戻して座らせた。

 

エツコ「あ、あの……

これはその……」

 

サクラコ「今さら何を言っても

無駄ですよ!

もう全部バレてるんですから!!」

 

必死で言い訳を繰り出そうとする

エツコを睨みつけながら、

サクラコがピシャリと一蹴した。

サクラコは俺を振り返り、

頭を下げた。

 

サクラコ「こんな事に巻き込んで

しまって、申し訳ございません!

エツコさんの悪行を暴く

証拠を集めているうちに、

スカオさんには本当に

ご迷惑をおかけしてしまって…」