前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】高2の娘の妊娠が発覚!相手の名前を聞いても頑なに拒否→その理由が…【第4話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ「ど…どういうこと…?」 ミホ「どうもこうもないんだよ!!! サクラが妊娠したって言ってんの!」 (や、やっぱり…そうなのか…? 確定なのか…?) 俺はようやく、 最悪の状況を...
1話から読みたい方はこちら▼
【スカッとする話】高2の娘の妊娠が発覚!相手の名前を聞いても頑なに拒否→その理由が…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 これは、2年前に俺の家族に 巻き起こった、とんでもない 騒動の話だ。 俺はスカオ。38歳。 家族は、3歳年下の妻ミホと、 高校2年生の娘サクラ。 ミホは情に厚く美人で心優しいが、 怒らせると怖い(笑) サクラは明る...
本編
サクラ「……相手は
ちゃんとわかってる」
ミホ「だから!!
それは誰かって聞いてるの!!」
スカオ「いいから、お前は落ち着け
って…。まずは病院に行って、本当に
妊娠しているのか確かめないとな。
サクラの体は大丈夫か、
お腹の中はどんな状態なのか、
診てもらおう。
堕ろすとしたら、早めに決めなきゃ
いけない…。時期が過ぎると、
中絶も出来なくなるんだからな」
ミホ「堕ろすに決まってるでしょ!!
サクラはまだ高校生なんだよ!?」
サクラ「私、もう16歳だもん!
もう結婚だって出来るもん!!
この子を堕ろしたりしない!
絶対産むもん!!」
ミホ「何バカなこと言ってんの!!!
そんなこと、出来るわけ
ないでしょ!!!」
スカオ「ミホ。お前は落ち着けよ。
ただ怒鳴っても仕方ないだろ。
とりあえず一回リビングに行って、
ちょっと冷静になってこい」
ミホ「だけど!」
スカオ「いいから、ここは
俺に任せて。大丈夫だから。な?」
ミホ「…………分かった」
俺はミホの目を覗き込んで
言い聞かせた。興奮状態の
人間がいると話が進まない。
仕方なくといった感じではあったが、
ミホも理解してくれたようで、
素直に出て行った。
スカオ「サクラも、
少し冷静になって考えてみなさい。
子供を産むって言うけど、
お前ひとりで産んで、お前ひとりで
育てていくつもりなのか?」
サクラ「え…?」
スカオ「出産にも、子育てにも、
お金がかかる。最初から全部お父さん
とお母さんに頼るつもりなのか?
子供を育てるのは、親の仕事なんだ。
お前とパートナーで育てるんだ。
最初から、親に頼れば何とかなる
なんて甘い考えじゃ、子供を
育てていくことなんて出来ないぞ。」