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本編

親戚達もびっくりしてこう答える。 

マサオ「な…なんだよ」 

ミナコ「私たち、何か変なこと言ったかしら?」 

そして叔父さんは続ける。 

 

 

ユウジ「どうしてスカミちゃんを

被害者のように仕立てるんですか? 

どうして本人の言葉を

ちゃんと聞こうとしないんですか? 

皆さんの言葉一つでスカミちゃんが、 

どれだけ傷つくのか分かっているんですか?」 

 

 

叔父さんは捲し立てるように答えた。

親戚たちも負けじと、 

 

 

マサオ「なんて言い方だ!

わしらはスカミさんを

心配してるだけじゃないか!」 

 

 

ユウジ「そうやって心配するふりをして、 

僕の両親が亡くなった時も

好き勝手言ってましたよね?」 

スカミ「え…?」 

 

 

叔父さんの言葉に固まる私。

正直、私は今まで叔父さんの過去なんて

深く考えたことがなかった。

 

 

でも改めて考えれば、

私の父方の祖父母は

父が学生の頃に亡くなった、

と聞いていた。

 

 

叔父さんは父の弟だから

父方の祖父母が亡くなった当時、

叔父さんも子供ながら

私と同じような惨めな思いを

経験したのかもしれない。 

 

 

ユウジ「いつまで同じことを

繰り返すつもりなんですか?」

 

 

叔父さんがなんで私なんかに

手を差し伸べてくれたんだろうって思っていたけど、

まさか叔父さんも私と同じ境遇だったなんて。

 

 

私がそんなことを考えている間にも、

叔父さんの怒りはヒートアップ。