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本編

久しぶりに私たちと会った親戚たちは

親子並みに仲良くなっている

私と叔父さん、そして何より

イメチェンして格好良くなった叔父さんが

かなり衝撃的だったらしい。

 

マサオ「まさかお前、

スカミに手を出したんじゃないか?」

ミナコ「そんな関係になってたの?

ふしだらね」

 

 

ヒロミ「そうなのね

だから最初からあなたとスカミちゃんの

共同生活なんて反対だったのに」

 

などと親戚たちは各々で

憶測を言い始めた。

仕舞には、まるで

それが真実かのようなひどい言い方で、

叔父さんを批判してきた。

 

スカミ「それは違います!」

 

私が大きな声で反論をしても、

 

ヒロミ「そう言わないように、

叔父に脅されてるんじゃないの?」

 

 

スカミ「いや…」

ミナコ「大丈夫よ、

スカミちゃん私達は味方だからね、

本当のことを言っていいのよ」

 

 

なんてこちらの話を

聞こうとしなかった。

叔父さんのことを

ふしだらな男とかいやらしい男なんて

言う声が聞こえる度に、

(叔父さんがどんなに私を

気遣ってくれたか?

何も知らないくせに)

って悔しくて泣きそうになった

その時だった。

 

ユウジ「皆さん、

いい加減にしてください

スカミちゃんに失礼です」

 

そう言って後ろから現れたのは叔父さん。

これまでぼーっとしていた叔父さんとは

打って変わり、鋭い目つきで親戚たちを

睨んでいた。

 

 

そんな怖い表情の叔父さんを

見るのは初めてで、

私も一瞬ビクッとなった。