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本編
私に愛情をくれたように、
大好きな叔父さんにも
幸せになって欲しい。
そんな思いで計画を実行した。
叔父さんはダイエットを成功させて、
美容室や流行りの服屋さんにも同行して、
オタクっぽい喋り方を改善するなど、
叔父さんを我ながら
結構なイケメンに大変身させた。
ユウジ「モエさん…
好きです!付き合っていただけますか?」
モエ「ユウジさん…
ごめんなさい。
実は私にも好きな人がいて…」
ユウジ「そ、そっか
僕は玉砕しちゃったけど…、
これからもスカミちゃんとは
仲良くしてほしい」
モエ「それはもちろんよ!」
結局はうまくいかなかった。
モエさんも人間だし、
モエさんにも相手を
選ぶ権利があるから仕方ない。
でも、悪いことだけじゃなかった。
イメチェンをして
自信をつけた叔父さんは
かねてから憧れていた出版業界に
転職することができた。
ユウジ「スカミちゃんのおかげだよ
勇気をくれてありがとうね、フヒヒ」
懐かしい笑い方と一緒に
半泣きで言ってもらえた時は
役に立てたって思えて
本当に嬉しかった。
そんな感じで私と叔父さんは
お互いに支え合う形で
共同生活を続けていた。
だけど、両親の一周忌で事件が起きた。