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本編
ある日、腹痛で苦しい中、
学校から帰ると叔父さんが
趣味仲間の20代ぐらいのモエさんを
家に連れてきていた。
その人は初対面でも
お姉ちゃんって呼びたくなるくらい
素敵な女性だった。
親身になってくれて
話を聞いてくれるだけじゃなく、
その場でおすすめの婦人科を
予約してくれた。
しかも「初めてで不安でしょ?」
ってモエさんが付き添ってくれて、
何かと私の面倒をみてくれたので、
悩みも解決できた。
スカミ「あの、何から何まで
ありがとうございます」
モエ「気にしないで!
ユウジくんが焦ってたから
ついお節介しちゃったよ(笑)
むしろ、嫌じゃなかったかな?」
スカミ「いやいや!
誰にも相談できなかったので
助かりました!
本当にありがとうございます」
私がこういう出会いができたのは
叔父さんと祖父母の
おかげだと思っている。
叔父さんのいいところは、
決して私の考えを否定しないことだ。
話しても愚痴を言っても、
叔父さんはいろんなことを
認めてくれた。
そのおかげで私は
『生きていていい存在』なのだと
心から思えるようになった。
そんな叔父さんとの他愛もない日々は
少しずつ私の心の傷を埋めてくれて、
自分のことを大切にする勇気をくれた。
だから私も自分の気持ちに正直になって
中卒で働くって考えを止めることが出来て
高校に進学しようと決心した。
ユウジ「じ、実は、
モエさんのことが気になってて…
フヒヒ」
そんなある時、叔父さんが
モエさんのことが好きだと
発覚した。
でも、おじさんは自分の容姿に
自信がなくて、
いつまでも下を向いていた。
そこで私は恩返しするつもりで、
叔父さんの改造計画を
実行することにした。