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【第10話】弟ばかり溺愛する両親「息子だけでいい!」→私が祖父母に引き取られ20年後…

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【第9話】弟ばかり溺愛する両親「息子だけでいい!」→私が祖父母に引き取られ20年後…
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本編

祖父母の家に戻ってこの話を

すると、二人は顔を真っ赤にして

家を飛び出した。

慌てて追いかける。祖父母と

両親の言い争いが始まった。

 

祖父「お前達、

何を考えてるんだ!」

 

父「男の子が一番可愛い、これは

事実だ。事実を言って何が悪い」

 

母「男の子さえいてくれれば

いいんですよ」

 

祖父「そうか!よく分かった。

お前達、後悔するなよ?」

 

祖母「孫は引き取ります。

二度と返さないから!」

 

祖父母の言葉は、

私にとって嬉しかった。

両親も弟も失ったけれど、

私には祖父母がいる。心強かった。

 

あれから20年も経ち、

今の私は27歳だ。

タクヤは、じっと私の返事を

待ってくれている。

 

スカミ「タクヤ。私、ちゃんとした

家庭を作れるかな?

子供を自分の都合で振り回したり、

雑に扱っちゃうような

親にならないかな?

自分の子供時代を思い出したら、

何だか怖くなっちゃって」

 

タクヤ「そうか。スカミからは、

辛い子供時代の話を聞いているし、

無理やり結婚してくれと

言うつもりは無いよ」

 

やっとの事で言葉を出した私に、

タクヤは優しく語りかけて来た。

 

タクヤ「ただ、ちょっと考え方を

変えてみて欲しいとは思う。」