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【第18話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…

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【第17話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 コウジ「お、俺はこれまで… 家族のために…ずっと必死で 働いてきたんだぞ!!! お前たちが呑気に暮らして 来れたのは、俺が1人で頑張って、 金を稼いできてやった ...

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【第1話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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本編

玄関の靴はぐちゃぐちゃで、

キッチンやリビングには、

食べ終わったままのカップラーメンや

空になったコンビニ弁当、

使ったまま放置された食器などが、

あちこちに放置され、

洗面台の周りは水浸し、

洗濯機の中には、汚れた衣類が

パンパンに押し込まれていた…

 

コウジ「スカコ〜!やっと帰ってきて

くれたんだな!待ってたぞ!!

洗濯物が溜まっちゃってさぁ〜、

着るものがなくて困ってたんだよ!

すぐ洗濯してくれよ!!あと、

台所の片付けも頼んだぞ!!」

 

コウジは私の顔を見るなり、

さも当然のことのように

用事を押し付けてきた。

 

(離婚届にサインをもらいに

来ただけだって、分かってるくせに…

このままうやむやにして、

全部無かったことにする

つもりなんだわ…)

 

そうはさせるものかと、

私は冷たく言い返した。

 

スカコ「私はもう、コウジの世話を

する気は一切ありません!!

前もって伝えていた通り、今日は

離婚届にサインをもらいに来ただけ。

変な勘違いしないでちょうだい!!」

 

コウジは差し出された離婚届を

一瞥し、力なく溜息をついた後、

観念したようにそれを受け取ると、

そのまま黙って名前を記入した。

 

コウジ「後悔しても知らないからな?

これを提出すれば、本当に離婚が

成立してしまうんだぞ?」

 

(バカな奴め…)といった感じで、

再び念押ししてくるコウジに対し、

私はハッキリと言ってやった。