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【第１３話】夫「主婦は贅沢するな！暖房禁止！」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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2023.09.24
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2023.09.13
本編
コウジ「お、俺は…何も
そこまでしろとは言ってないぞ！！
これじゃあ、残された俺がまともに
生活できないじゃないか！！」
スカコ「え？使いたいなら、
ブレーカーもガスの元栓も、
戻せばすぐに使えるわよ？」
コウジは急に黙り込み、
何も言えないようだった。
（あぁ…やっぱりね…）
私は案の定だとほくそ笑んだ。
灯油の件で確信したのだが、
コウジは偉そうにしてても、
生活における一般常識が
ゴッソリ抜け落ちているのだ。
ブレーカーの位置も分からなければ、
仕組みも知らないし、ガスの元栓の
開閉方法さえ知らないのだろう。
過剰なまでに亭主関白を掲げ、
家の事は全て我関せずで
生きてきた結果がこれだよ。
コウジ「と、とにかく、
今すぐ帰って来い！！！
もしも今日中に戻らなかったら、
離婚だからな！！！」
（出たー！！離婚宣言！！
コウジは脅しのつもりだろうけど、
こっちは『待ってました！』
なんだよ！！！）
スカコ「そうですか…分かりました。
じゃあ、離婚ということで！」
私は速攻で離婚を受け入れた。
自宅には戻らず、灯油も電気も
ガスも使えないコウジを、
そのまま放置してやるのだ！！
コウジは、離婚を口にすれば、
私が飛んで帰ってくると
思っていたのだろうが、
予想とは真逆に、私がすぐさま
離婚を承知したものだから、
一気に焦り始めた。
コウジ「へ…？……本当に？？
いいのか？？離婚だぞ…？？？」
スカコ「はい。いいですよ。離婚で」
