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【第10】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…

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【第9話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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【第1話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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本編

スカコ「光熱費節約チャレンジが

終わるまでは、銭湯に行って

ちょうだい!」

 

そう言って、用意しておいた

『銭湯セット』を手渡した。

 

コウジ「銭湯って…わざわざ銭湯に

行くんなら、ガス代使っても

家の風呂の方が安いだろ!?

世間知らずの専業主婦には、

そんなことも分からないのか?!」

 

スカコ「それとこれとは話が

別だよ〜。これは光熱費節約

チャレンジなんだから!

専業主婦の私が、光熱費を

どれだけ節約出来るのか、

やりくりするしかないの!

言い出しっぺのコウジも

応援してくれないと!ね?」

 

私はニッコリ笑いながら、

コウジが監視カメラを

買ってきた時の言い分を、

そのまま踏襲して言い返してやった。

 

もちろん私だって、こんなのは

屁理屈だって重々承知だ。

だけど銭湯代なんて、

コウジが買ってきた監視カメラに

比べたら微々たる金額なのだから、

コウジに屁理屈を

指摘する資格は無いのだ。

 

コウジもその事に気付いたのか、

またしても何も言い返すことが

出来ず、自宅の風呂を

諦めたようだった。

 

エアコンもダメ、お風呂もダメで、

次にコウジは、灯油ストーブの事を

思い出して駆け寄ったが、

当然ながら、私はあらかじめ

ストーブの灯油もカラにしてあった。

 

コウジ「つ…つかない…何でだ…?」

 

スカコ「灯油代も節約するつもり

だったから、タンクは空っぽよ?」