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【第4話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…

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【第3話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 コウジ「余裕が無いって… もっと上手くやりくりすれば、 余裕なんていくらでも 作れるはずだ!!! 家計を管理するのは、 専業主婦のお前の仕事なんだから、 俺に節約しろとか文句言う前に...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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本編

理屈の通らない主張を堂々と

言ってのけるコウジに対し、私は

不満そうな顔をしていたのだと思う。

今まで比較的従順だった私の、

いつになく反抗的な態度に、

コウジは苛立った様子で、

 

コウジ「スカコが

一日中家にいるせいで、

暖房代が高くなるんじゃないのか?

まずはそこから節約しろよ!!

明日から、

俺が帰るまで暖房禁止だ!!

専業主婦は稼ぎが無いんだから、

贅沢せずに少しは我慢しろ!!」

 

腹立ち紛れに、そんな

無茶苦茶な事を言い出した。

こうして、我が家に理不尽な

『暖房禁止命令』が

出されたのだった。

 

コウジは以前から、専業主婦である

私のことを完全に見下している。

家事に対して、労いの言葉やお礼を

言われた事なんて、これまで

たったの一度も無かったが、

それでも、

 

(コウジは外で働いて、

辛い事にも歯を食いしばって

頑張ってくれているんだから…)

 

と、ある程度のことは

目をつぶって受け入れてきた。

 

しかし…さすがに今回の

『暖房禁止命令』は、

とてもじゃないが受け入れられない。

コウジは節約のためだと

言っているが、これは単に

私への当てつけ・嫌がらせだ。

最高気温が氷点下の日もある

雪国の冬を、暖房をつけずに

過ごせだなんて、ありえない!

 

私だけならまだしも、

リコだっているのに…

小学生の娘にまで

寒く侘しい思いをさせて、

コウジは平気なのだろうか…?