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【第20話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」
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【第1話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」
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本編
翌週末、姑がいつものように
合鍵を使い、勝手に家に入ってきた。
それまでは、たいてい平日に
来ていたので、ユウタの居る週末に
来るなんて、珍しい事だった。
ユウタ「母さん!なんであの日、
スカコが帰ってくるまで
居てくれなかったんだよ!
昼頃さっさと帰っちゃってさぁ、夜に
スカコが帰って来るまで俺1人で、
もう、大変だったんだからな!!」
姑「あんな大口叩いてたクセに!
半日くらい何なのよ!スカコさんは
ずっと1人でやってきたのよ!!
父親が、双子の我が子達と初めて
水入らずで過ごせたんだから、
良かったじゃないの!逆に感謝
してもらいたいくらいだわ!」
(やっぱり…姑は、わざと半日、
ユウタと双子だけにしたんだ…
少しでもユウタに、1人きりで
双子を育てる大変さを経験させようと
してくれたんだわ!)
私の予想していた通りだったと
分かり、何だか姑と心が
通じ合ったような気がして、
嬉しくなってしまった。
スカコ「お義母さん、先週は
お休みを頂いた上にお小遣いまで…
どうもありがとうございました!
お義母さんが家に居て下さった
お陰で、心置きなく自分の時間を
満喫出来ました。
どうやらユウタも、
これまでの私の大変さを
理解してくれたみたいで…
これも全て、お義母さんのお陰です!
本当に、ありがとうございました!」
姑「そう?ゆっくり出来たんなら
良かったじゃない。私の苦労も、
無駄じゃなかったわね!」
スカコ「はい。本当に久しぶりに、
1人で羽を伸ばせました…両親も、
お義母さんに感謝しなきゃって
言ってました。いつも助けて頂いて、
本当にありがとうございます!」
姑「スカコさん、ようやく
『すみません』じゃなく、
『ありがとう』って言えるように
なったじゃないの!」
スカコ「え……?」