※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第10話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」

前回の内容はこちら▼

【第9話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 突然の姑の来訪から数ヶ月…… あれから姑は、合鍵が有るのを いいことに、しょっちゅうアポなし 訪問をするようになっていた… まるで自分の家のように ズカズカと上がり込んで来ては、 私...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」
こちらもおすすめ▼ 本編 私の名前はスカコ。 生後3ヶ月の双子の赤ちゃん、 ヤマト​​とミナトを絶賛子育て中! ……なんだけど…もう…限界寸前で… 妊婦検診で双子だと分かった時から 覚悟はしていたつもりだったが、 実際こんなにも大変だとは…...

本編

姑「テーブルの準備くらいなら、

スカコさんにも出来るわよね。

じゃ、お願いしようかしら。

私は、可愛い可愛い天使ちゃん達の

顔でも見てましょ〜♪」

 

キッチンで料理をトレーに

乗せていると、姑が持って来たのか、

カウンターの隅に置かれた本が

目に入った。

 

近付いてみると、本には

付箋が沢山貼り付けられていた。

手に取って表紙を見ると、それは

『出産・育児でお疲れ気味のママの

心と体を元気に!』と書かれた、

産後ごはんのレシピ本だった…

私は胸がいっぱいになり、

思わず涙が滲んできた。

 

(やっぱりそうだ…お義母さん、

口では冷たいことを言ってるけど、

本当は掃除も洗濯もお料理も、

私の為にやってくれてるんだ…

だけど…どうして素直に

優しくしてくれないんだろう…

そういう性格なのかな…??)

 

姑にお礼を言おうかとも思ったが、

ツンデレの姑は、この本の存在を

私には知られたくないんじゃ

ないかな…と思い直し、

私は心の中で姑に何度も

お礼を言いながら、

 

(この本は見なかった事にしよう!)

 

と決めたのだった。

 

スカコ「うちの冷蔵庫、

いつもたいした食材が入ってなくて、

すみません…」

 

姑「そうよ!いつも

ほとんど空っぽじゃないの!」

 

スカコ「すみません…生鮮食品は

自分で選んで買いたいんですけど…

ヤマトとミナトを連れてると、

なかなか買い出しにも行けなくて…」

 

姑「材料が無くちゃ、私の料理の腕を

存分にふるえないじゃないの!

まったく…仕方がないから、

これから食材の買い出しは

私が行くからね!スカコさんは、

もう行かなくてもいいわよ!」