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本編

実家までは飛行機の距離だ。

しかし、私には先に家を出て

自活している兄がいる。

まだ独身の兄のマンションなら、

電車を乗り継げは

1時間くらいでつく。

さっそく、兄の家へと逃げた。

 

兄「何だよ、急に」

 

兄は驚いていたが、

ろくに説明もせず

駆け込んできた妹の私を、

とりあえず部屋に入れてくれた。

そこでようやく、

私は言いたい事を全部言えた。

事情を知った兄は

 

兄「その旦那、必要か?」

 

静かに問いかけて来た。

聞かれてみて、私ははっとした。

私の相談には全く耳を貸さず、

手助けする意思も無い。

つまり、私に何の関心も

持っていないのだ。

そう決めつけられても、

夫は文句を言える

筋合いじゃないと思う。

 

兄「まだ結婚して1年だろう?

今なら引き返せると思うぞ、

俺は」

 

スカ子「それもそうだね」

 

ちょっと考えなきゃいけない

と心から思った。

夜になって、

夫から連絡が入った。

夕方くらいからは、

義母からもじゃんじゃん

電話がかかってきていたけれど、

全部無視していた。

私が話し合うべきは伴侶だ、

義母じゃない。