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【スカッとする話】 結婚したコトメが嫁いびりに耐えきれず逃げ帰ってきたので…【第3話】

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【スカッとする話】 結婚したコトメが嫁いびりに耐えきれず逃げ帰ってきたので…【第2話】
前回の内容はこちら▼ 本編 こんな風に、目を輝かせて 語るマナブに、私は心底 惚れこんでしまった。 うちだって似たようなもの。 後継者探し、ついでに嫁探し。 どっちも難航 しているのが現状だ。 職人の家は何かと厳しい。 重々承知のう...

本編

うちの実家とマナブの実家は、

種類こそ違えど

同じ伝統工芸の工房だ。

父と母の様子、

祖父母との関係、

全部を見て来た。

だからこそ、無理!

という発想には、

残念ながらならなかった。

プロポーズを受けて、

喜び勇んでOKし、

マナブのご実家を訪問した。

ご両親はとても喜んでくれた。

 

義父「今時のお嬢さんが、

同居を受け入れてくれるとはな。

さすが、ご実家が

工房なだけはある」

 

義母「ほんとねえ。

マナブのお嫁さんとして、

これ以上は無い人ね」

 

熱烈大歓迎の雰囲気で、

私はほっとした。

実家の名誉もかかっている

ことだし、がんばるぞ!

そんな気持ちだった。

 

この熱い空気は、

結婚式までだった。

新婚旅行は、工房が少し暇になる

冬あたりに、という当初の話は、

あっというまに吹っ飛んだ。

義母は、同居初日から

かっ飛ばしてくれたものだ。

 

義母「さっそくだけど、

お夕飯をお願いするわね」

 

スカ子「はい」