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【第17話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 彼ばかりか、女性と男の子の 名前まで書いてあるそれ。 どこからどう見ても「家族」を 示す書き方だ。 大きく深呼吸し、ドア横の インターフォンを鳴らす。 時刻は日曜日の午後6時。 いわ...
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【第1話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
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本編
ナオミ「現地妻ですって!!!」
スカコ「はい。ケイキさんに
プロポーズされ、婚姻届も
出したつもりになって、
一緒に住んでいた者です」
ケイキ「嘘だ!ナオミ、騙されるな!
この女はストーカーで、
俺にまとわりついて、
迷惑かけられているんだ!」
ケイキは大慌てで取り繕おうと
したようだが、そうはいかない。
妻のナオミはちっとも
騙されていない。
ナオミ「じゃあ何で、この女性は
あんたの下着を持ってるのよ!
あんたの会社のロゴが入った
封筒とか、手帳とか、
何で持ってるわけ!?」
ケイキ「ぬ、盗まれたんだ」
ナオミ「そんな話は
初耳なんですけど!?」
ケイキ「ほんとなんだって!
ストーカーは何でもやるんだよ、
俺に関係あるものを
コレクションしてるんだ!」
あくまでそう言い張って、
私を悪者に仕立て上げ、
逃げ切る魂胆らしい。
あっそう。そっちがそう出るなら、
こっちにも考えがあるわ。
スカコ「興信所の調査に基づいて、
こちらのお宅に
お伺いしたんですけど」
私は、興信所の調査結果が
まとめられた書類を、持っていた
ロゴ入り封筒の中から取り出した。
実は、カヨコと話をした後、
すぐに興信所へ駆け込んだ。