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【第11話】新婚旅行より○○を優先する汚嫁「忘れてた!一人で行って!」→俺は二度と旅行から帰らなかった結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 一か月くらい、俺はずっと 頭を抱えて過ごした。しかし! ついにというか、とうとうというか、 来るべきものが来たというか。 俺は、明らかに距離感がおかしい リコとショウヤを目撃した。 ...
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本編
あいつの性格なら
リコ「ちょっとー!
出張しろとか言われたぁ!
総務なのに、なんで
出張しなきゃなの!?」
とか
リコ「残業なんて、
ありえなーい!!」
とか。たとえ断ったとしても、
そんな事があったと
話していたに違いないのだ。
しかし、あいつは全くそんな
素振りを見せなかった。
なのにいきなり、実は出張を
打診されていたけど断った、
実は残業もある、
そんな話をし始めた。
この唐突さが、俺の中でどうにも
引っかかっていたのだった。
ショウヤとかいう謎の男が、
ショッピングモールで登場してから
急に、そんな話になったのだ。
浮気を疑うなという方が難しい。
結局、俺は二次会に連れて
行かれてしまい、
リコとショウヤらしい男女一組を
追う事は出来なかった。
しかもリコは、
この日の夜は帰って来なかった。
朝の6時という、凄い時間に
こそこそ帰宅。何だこれ!?
スカオ「おまえどう言う事だ!?
何だよ朝帰りとか!
しかも、ショウヤとかいう男と
一緒だっただろう?
俺、駅前でおまえらを見たぞ」
リコ「ショウヤは、
ただの幼馴染だよー?
確かに一緒に飲んでたけどさ、
別にやましい事はしてないし」
スカオ「朝帰りしておいて、
やましい事はしてないって!?
誰が納得するんだよ!」
リコ「スカオって、
そんなに心が狭い人だったのー!?
びっくりなんだけど。
ショウヤだけじゃないってば。
小学校時代の友達も
一緒だったってば」