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【第8話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間…

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本編

子無し夫婦ではあっても、

お互い30代半ば。

そんな私達の年齢からみると、

結構いい車なんだわ、これが。

 

助手席に腰を下ろしたら、

ふわっと優しい感触が。

なんかね、座っただけで

「これ、かなりのオプション

ついてるよね!?」

と、内心でドキドキした。

 

そんなこんなで、

ドライブスタート。

向かう方面は、一日で

帰って来られる、ちょっとした

歴史的観光の名所。

割と大きな神社もある。

 

食べ歩きに歴史名所の散策、

子授け祈願もしちゃおうかな。

私はるんるんと鼻歌混じり、

夫の運転でドライブを楽しんだ。

ほんとに、行って良かったの

一言に尽きる感想だった。

 

城跡を眺め、名物の甘酒を

飲んだりお団子食べたり、

写真を撮りに行って、

焼き立てせんべいを食べたり。

城下町を再現したという

土産屋がずらり並んだ道を歩けば、

やれ饅頭だ、ようかんだ、

きんつばだ、と甘いもの三昧。

 

たまにしょっぱいものが食べたく

なったら、野菜の素焼きとか、

しょうゆが香ばしいおかきとか。

あれ?食べてばっかり。

 

タクマ「さて、次は

何を食べようかな」

 

クミコ「まだ食べるの!?」

 

車に戻り、次の目的地へ。