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【第7話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間…

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本編

職場でいろいろ大変な心労を抱え、

やむなく退職すると決めて、

気晴らしする意味も

含んでいたかもしれない。

 

再就職のめどがついたら、

もう週一ペースで、

がんがん小旅行に

出かけているこの頃だった。

 

ありがたい事に、

先週には新車が納品された。

何と、就職祝いに贈られたものだ。

これも建設会社の社長さんが、

ご厚意で手配してくれたという。

 

タクマ「いやー、参ったよ。

危うく高級外車をプレゼント

されるところだった」

 

クミコ「ええ?

社長さん、景気がいいのね」

 

タクマ「気前がいい人なんだよ、

でも高級外車はちょっと。

維持費も大変だし、俺のレベルじゃ

まだ手は出せないから。

国産にしてくださいって、

何とか頼み込んで、

ランク落としてもらった」

 

クミコ「それもそれで、

凄い話よねー。ちなみに

断るとは考えなかったの?」

 

タクマ「社長の立場的に、

断るのはできないよ。

メンツをつぶしちゃうから。

そこで、何とか国産のそこそこの

ランクで手を打ってもらった。

結構大変だったんだよ」

 

タクマはそう言って笑っていた。

その問題の国産新車で、

明日はドライブ小旅行なのだった。