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本編

荒れていた兄とも

感情的にならず

理性的に諭して

くれました

 

 

大人を怖がる私たちを

大切に育ててくれた

スカオさんには

本当に感謝しています!

 

 

スカオさんはよく、

俺は親じゃないから、

と言ってましたが

 

 

私にとってスカオさんは

大事な父親です

だから…

 

 

お嫁に行く私の最後の

お願いを聞いて

ださい

 

 

スカオさん

これからはあなたのことを

お父さんと呼んでも

いいですか?」

 

 

ユウナの話を聞き終えた

俺は周りの目も

気にせず大号泣した。

 

 

スカオ「仕事は順調か?」

シンジ「おかげさまでね

スカオさんこそ、

 

俺たちがいなくなってから

ちゃんと飯食べてんの?」

 

 

結婚式が無事終わったあと、

俺はシンジと一緒に

酒を飲みながら

いろんな話をした。

 

 

仕事で忙しいシンジと

ゆっくり話すのは

久しぶりだったから、

すごく嬉しかった。

 

 

楽しい時間を過ごして

家に帰った俺はもう

巣立って子供たちも

いない静かな部屋で

感傷に耽った。

 

 

愛犬もすでに亡くなって

しまったから、

騒がしかった日々を

 

 

思い出してまた

泣いてしまった。

しかし、この静寂も

 

 

また少ししたら

賑やかになることだろう。