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【第20話】彼女父「挨拶が遅い!娘はもう妊娠4ヶ月だぞ!」→まだ知り合って1ヶ月だと伝えた結果…
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本編
びしっと言われて、マスミは
黙り込み、しくしく泣き始めた。
父親に、その男を呼べと言われ、
もはや抵抗の気力も無くなったのか
素直にシュントと連絡を取る。
しばらくして、これまた
顔面蒼白の後輩がやってきた。
シュント「申し訳ございません!」
来るなり見事な土下座を披露。
その後頭部を踏んで
やろうかと思った。
父親の強烈な取り調べに、
シュントもまた抵抗を
諦めたようだ。
シュント「えっと、俺は仕事を
首になってて、借金もあって。
マスミとの結婚は
無理だなって思ったんです。
そこで結婚に焦ってる
らしいスカオ先輩と、
とりあえずマスミを結婚させて、
その間に就職して……適当な時期を
見て離婚させればいいかなって」
スカオ「いいかな、じゃねえよ」
シュント「スカオ先輩、
金持ってるじゃないですか。
マスミと結婚して離婚もしたら、
財産の半分はマスミが
もらえるでしょ?
だから、手っ取り早く金を
稼ぐのにちょうど手ごろというか」
スカオ「おまえ、
さてはバカだろう?
婚前の財産は分与の対象に
ならないんだよ。離婚したから
って、俺の財産をマスミが
もらえるわけじゃないんだが」
シュント「でもー、スカオ先輩は
仕事人間だって聞いてたから。
3年くらい我慢していれば、
そこそこ貯金もたまるかなって」