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【第7話】ファミレスで注文して2時間後→店長「お客様ご注文は?」

前回の内容はこちら▼

【第6話】ファミレスで注文して2時間後→店長「お客様ご注文は?」
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 男性店員「すみませんお客様。 ご注文はお済みでしょうか? それとも……既にお食事は お済みでしたか? もしお済みでしたら、 温かいお茶をお持ちしますが…」 柔らかい物腰の...

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【第1話】ファミレスで注文して2時間後→店長「お客様ご注文は?」
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本編

ナカオ店長「2時間以上って……

本当…ですか?」

 

スカミ「はい、本当です。

店員のタヌマさんに、

日替わりランチを注文しました」

 

私は背筋を伸ばし、ナカオ店長の目を

まっすぐ見ながら、堂々と答えた。

ナカオ店長は見開いた目を

更にまん丸にして、

しばし言葉を失っていた。

私は更に続けた。

 

スカミ「私も、待っている途中で、

何かおかしいとは思いました。

だから、何度も確認しようと

したんです。

だけど…タヌマさんから、

待てと怒鳴られてしまって……

黙って待つしかなかったんです」

 

店内を見回すと、他の店員と

談笑しているタヌマが見えた。

 

スカミ「私がランチを注文したのは

タヌマさん…あの人です!」

 

私はそう言って、タヌマを指差した。

ナカオ店長は私の指し示す方を見て

タヌマを確認すると、青ざめた顔で

すぐさま謝罪し、頭を下げた。

 

ナカオ店長「も…申し訳

ございませんでした!!

今すぐ確認して参ります!!」

 

足早にタヌマの所へ行った

ナカオ店長は、早速、

事実確認をしているようだった。

私が席からその様子を眺めていると、

タヌマは戸惑った表情で

ゆっくりとこちらを見た。

そして私の顔と目が合った途端、

全てを理解したのか、

驚愕の表情を浮かべた。

 

ナカオ店長は他の店員に声をかけ、

その店員は厨房の方へ

駆け込んで行ったあと、

すぐに駆け戻って来て、

ナカオ店長に何かを報告していた。

それからナカオ店長は、

縮こまるタヌマの腕を掴んで

私の席に戻って来た。