※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第6話】一人暮らしで毎月3万円以上の電気代請求が!→隣人に盗電されていたので…

前回の内容はこちら▼

【第5話】一人暮らしで毎月3万円以上の電気代請求が!→隣人に盗電されていたので…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 後にマツオという名前だと分かる、 ヤンキー風味ばりばりのその男は、 コンビニ帰りらしく袋をぶら下げて、 自分の家に入ろうとしている ところだった。 俺は普通に「こんばんは」 と声をか...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】一人暮らしで毎月3万円以上の電気代請求が!→隣人に盗電されていたので…
こちらもおすすめ▼ 本編 俺はスカオ。 電気代の請求書を見て、 目ん玉が飛び出しそうになっている、 31歳独身、サラリーマンの男だ。 スカオ「3万6千円ってなんだよ!? 叔父さん、話が違うじゃねえか!」 いやおかしい、おかしいって。 どう考...

本編

その夫婦は、自分の叔父と

叔父嫁だとは言わないでおく。

こいつに余計な情報を与えるのは

よろしくない。とっさに、

俺はそう思った。

代わりに、ちょっと探りを

入れてみた。マツオは依然として、

にやにやしっぱなし。

 

マツオ「別にぃ」

 

スカオ「あ、そうですか」

 

めんどくさい男だなぁ。

なるほど、叔父が

「面倒だ、関わるな」と、

わざわざ言うだけの事はありそうだ。

 

スカオ「まぁいいです。

じゃあ、お休みなさい」

 

俺はとっとと話を切り上げた。

もしかしたら、マツオはもっと

この話をしたかったのかもしれない。

何だか不満げな表情をしていた。

後から思えば、余裕を見せたり

脅したり、要するにマウントを

とりたかった可能性がある。

 

その時はそこまで気が回らなかった。

というか、謎のマウントに

付き合う義理もなかった。

俺は朝早いんだから、

勘弁してくれという気分。

ただ、この時に、俺はマツオから

完ぺきに嫌われたのだろう。

その日以降、ヤツはとても態度が

悪く、挨拶しても無視するわ、

睨んでくるわ、本当に

うんざりさせられたのだった。

 

とはいえ、実害はなかった。

無視されるなら、俺も似たような

態度をとるまでの事だ。

特に気にせず、興味も持たなかった。

そんなこんなで、引っ越ししてから

最初の光熱費請求が来た。

水道もガスも、まぁ想定内。

問題は電気代だった。

 

スカオ「3万6千円!?」