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【第15話】天才の姉だけ溺愛する両親→発達障害の私は犬小屋に放置され…

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【第1話】天才の姉だけ溺愛する両親→発達障害の私は犬小屋に放置され…
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本編

あれから10年。

私は、任侠の世界に足を踏み込んだ、

…わけではなく、

一般的な生活を送っている。

両親は、コワモテさんが監視する、

世間とは離れた場所に隔離され、

私への償いとしてお金を

稼がされているそうだ。

誰もやりたがらない

重労働だと聞いている。

 

姉は、私と一緒に児童福祉の

世話になったけれど、

明暗はみごとに逆転した。

両親に溺愛され、ちやほやされていた

姉にとっては、施設の生活は

厳しかったのだろう。

私には天国だったけど。

 

コワモテさんに指示された、

彼の弟分だという男性に連れられて、

私は施設に送られた。

さらに、彼らが発見してくれた

私の才能「音楽」でも、

海外留学という話が舞い込んだ。

 

コワモテさんに拾われた日、

みんなの前で何気なく歌ったら、

全員が驚いて「上手い!」

「おまえ、天才だよ!」

と絶賛してくれた。

私は、他が出来ない代わりに、

音楽だけは突出した才能に

恵まれていたらしい。

そこから、新たな可能性が

花開いたのだ。

 

昔の天才美少女ぶりは鳴りを潜め、

すっかり引きこもりになった姉。

海外留学の声をかけられ、

世界へ飛び出していく私。

変われば変わるものだ。

いつか、命の恩人コワモテさんに、

私の歌が届けばいいな。

いや、絶対に届ける。

私は決意を固めながら、

空港へ向かうのだった。

 

おわり