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【第6話】天才の姉だけ溺愛する両親→発達障害の私は犬小屋に放置され…

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【第5話】天才の姉だけ溺愛する両親→発達障害の私は犬小屋に放置され…
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【第1話】天才の姉だけ溺愛する両親→発達障害の私は犬小屋に放置され…
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本編

母「寝る場所が犬っぽいんだから、

食べ物だってこれで十分でしょ?

死にゃしないわ、

これも人間が作ってるんだし」

 

母は犬用の皿にざらざらと、

ドッグフードを山盛りにして、

私の目の前に置く。

これは後から分かった事だけど、

犬を飼っていないのにケージや

犬小屋を用意したのを、

近所に不審に思われないように。

そういう理由で、犬向けの食糧や

シャンプーなどを買っていたのだ。

もちろん、使うのは私だった。

実際にはペットがいないのだから、

きっと周囲にはおかしいと

思われただろう。

でも母は、そういう細かい事には

気を遣わない性格だったようだ。

神経質なのか、大雑把なのか、

よく分からない人だな。

 

学校にも家にも居場所がない中で、

私はただ、生きるのに必死だった。

とても悲しい人生だと思う、だけど、

現世にさよならして楽になりたいかと

いえば、そうではなかった。

自分でも理解できない、

生きる事には強い執着があった。

 

そんな時だ。

姉が中学受験をするのに、

どうせなら、東京のいい学校へ

という話が出たらしい。

誰からも天才美少女と褒められる姉、

私立中学への進学は当然と

思われていた。

さらに上を目指すという事で、

東京にある有名私立中学も

視野に入ったという事だった。