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本編

スカ美「ホウカ!?

なんでこんな事!?」

 

ホウカ「お祝いして

あげようかなって」

 

従姉は楽しそうに言った。

以前に、彼女が病んでいるかも

と疑った事があった。

疑うより行動するべき

だったかもしれない。

 

スカ美「お祝いに、

ドレスを燃やすの?」

 

ホウカ「そう。シンスケなんか

と結婚するあんたには、

これがお似合いよ」

 

意外過ぎるホウカの発言に、

私はぎょっとした。

シンスケなんか!?

まるで、彼を昔から

知っているかのような言葉だ。

 

スカ美「ホウカ!

シンスケを知っているの?」

 

ホウカ「私には

直接関係ない男だけどね。

私の親友の元カレよ、あいつ」

 

スカ美「えっ!?」

 

シンスケに昔の

交際相手が居たとしても、

そこまでおかしい話ではない。

でも、ホウカの親友と付き合いが

あったというのは初耳だ。

 

スカ美「人違いじゃないの?

シンスケなんて名前、

よくあるわよ」

 

ホウカ「じゃあ、あいつに

聞いてみれば?

マキを覚えてるかって」

 

ここまで自信満々に

言い切るホウカが、

嘘を言っているとは

思えなかった。