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【第9話】育ち盛りの娘が突然食事をしなくなり…→娘の日記を見て血の気が引いた

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【第8話】育ち盛りの娘が突然食事をしなくなり…→娘の日記を見て血の気が引いた
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ミオ「ママ、無理しないで」 アスカ「ありがとう、ごめんね」 ミオ「ママの体が大事だよ、 倒れたら大変だもの。 赤ちゃんの為にも、 無理しないで休んで」 娘は親身になって声をかけてくれ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】育ち盛りの娘が突然食事をしなくなり…→娘の日記を見て血の気が引いた
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本編

アスカ「実家の母から、いったん

戻っておいでって言われたのよ。

里帰り出産のために産院を

確保しなきゃいけなくて」

 

シュウジ「ああ、いいんじゃないか?

俺とミオの事なら心配するなよ。

ミオも中二だ。少しくらい

ママがいなくても大丈夫だろう?

お姉ちゃんになるって、

張り切ってるそうじゃないか」

 

ミオ「うん、私は平気」

 

かなりあっさり、実家への

一時帰省は賛成された。

シュウジは乗り気、ミオは

ちょっと複雑そう。そんな様子だ。

 

夫よりも娘の方が心配だったけれど、

この時の私はつわりがきつくて、

無理はできない自覚があった。

 

アスカ「ありがとう。

じゃあ、お言葉に甘えて。

出産準備と体調の回復を……そうね。

一週間くらい実家に

帰らせてもらうわ」

 

もし夏休みだったら、ミオも一緒に

連れて帰ろうと考えたかもしれない。

しかし、まだ休みに入る前だった。

頭もよく働いていなかった。

のちに、私はこの決断を

後悔する事になる。

 

実家は居心地が良かった。

つわりの不快さは相変わらず

だったけれども、

誰の世話もしなくていいというか、

むしろ実母に世話を

焼かれまくっていた。

 

病院も、現住所のかかりつけ医と

連携して、いいところを探し当てた。

出産時にはお世話になると

言うことで、予約も済ませて、

まずは一安心。

 

実母「吐き気はどう?

何か食べられそう?」

 

アスカ「ゼリーくらいかなぁ。

娘の食欲を分けて欲しいわ」

 

実母「そういえばミオちゃん、

元気なの?」