前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】夫の若い従妹にあたる女の子に臓器移植が必要に→娘をドナーにすると言い始める夫…【第9話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 クズオ「ドレミは健康だな? ソフトボールやってるくらいだ、 丈夫だろう」 スカ子「そりゃ健康よ。 学校は皆勤賞を狙えるし、 部活も頑張ってるわ」 クズオ「スポーツをやらせた 甲斐があ...
1話から読みたい方はこちら▼
【スカッとする話】夫の若い従妹にあたる女の子に臓器移植が必要に→娘をドナーにすると言い始める夫…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカ子。37歳で、 中学生の一人娘を育てている。 夫クズオとの間に生まれた、 今年15歳のドレミだ。 実は、男女の双子で 生まれるはずだった。 男の子は妊娠4ヶ月の時に心音が 確認できなくなり、空に帰った。 残...
本編
スカ子「あんた、自分が
言ってる事、分かってる?
いくらドレミが丈夫だろうと、
心臓を差し出したら、
生きていられないのよ!?」
クズオ「そりゃそうだろう」
分かっているのだ。
夫は、自分の言っている意味を
十分に理解したうえで、ドレミに
心臓を提供しろと言っている。
実際に、生きた人間から心臓を
移植するなどは、あり得ない。
いざという時に備え、ドナー
登録して欲しいというのなら、
まだ考える余地はある。
しかし、それにしたって
言いようというものはある。
スカ子「訳も分からずに、
ただ心臓をくれと言われて、
どこの親がはいどうぞと
答えるのよ。ミソラちゃんに
何かあったのは、昨日のあなたの
様子から想像はつくわ。
でも、もう少し詳しく話しても
いいんじゃないの?」
クズオ「詳しく話せば、
心臓をくれるのか?」
スカ子「子供みたいな
ことを言わないで!」
ドレミは無理だけど、
みんなで考えれば、何かいい手が
見つかるかもしれないでしょ」
クズオ「そんなのん気な
場合じゃない。」