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俺にも嫁にも似ていない息子→DNA鑑定の結果、衝撃の事実が判明し…【第6話】
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俺にも嫁にも似ていない息子→DNA鑑定の結果、衝撃の事実が判明し…【第1話】
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本編
(3年間も育ててきたのに……
シオンは本当に俺の子
じゃないのか…?
だから報告書にハッキリと
そう書かれていたじゃないか!
いや…でもサオリの言うように、
鑑定結果が間違っているという
可能性はないだろうか…?
送ったDNAサンプルが、
どこかで入れ替わったとか…採取の
やり方が間違っていた可能性も…
いやいや!そんなことは
無いだろう!現実を受け止めろ!
だが…。もしかしたら…)
頭の中が混乱し、すぐには病院に
連絡をする踏ん切りがつかなかった。
考えを整理する為に時間をもらった
俺は、数日の間、仕事から帰ると
シオンの寝顔を見ながら悩み、
ようやく病院に問い合わせる
決心をした。
サオリは
「これ以上調べる必要は無い」の
一点張りで、ずっと嫌がって
いたのだが、
その反対意見がかえって、
病院に問い合わせるという
俺の決意を固めることになった。
サオリ「私が生んだ子に
間違いないんだよ?
これ以上調べたって無駄だよ!」
スカオ「無駄じゃないよ!
子供の人生に関わる重要なこと
なんだから、親として、このまま
ウヤムヤには出来ないだろ?」
何度も言い聞かせてサオリを説得し、
俺はまず病院に電話をして
アポを取った…。
そこからは怒濤の日々だった。
アポ当日、俺とサオリは久しぶりに、
シオンが生まれた病院を訪れた。
実際にシオンを見せた方が話が早い
とは思ったが、『本当の親子では
ないかもしれない』などという話を
本人に聞かせたくなかったので、
シオンの世話は俺の両親に頼み、
連れて来なかった。