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【第9話】結婚式前日、嫁の髪をバリカンで剃る姑

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【第1話】結婚式前日、嫁の髪をバリカンで剃る姑
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本編

まだ頭金が目標に到達していない。

もう少し同居させてもらう立場

としては、せっかくの改心を

水の泡にするわけにもいかなかった。

実家も同じように考えてくれた

ようで、前日にみんなで仲良く

身内の祝宴、ついでにお泊り会

という提案に賛成してくれた。

 

そして、いよいよ当日。

ホテル側のご厚意で、

個室を用意してもらった。

身内だけの宴会だ。まぁ、

諸般の事情で、予定人数より

一名足りない状態だったのだけど。

いざ始まったら、あらびっくり。

義母ったら、突然変異的に

甲斐甲斐しく私の実家側へ

愛想を振りまいている。

 

うん、やっぱり怖い。つい最近まで、

人の顔にトイレ用雑巾を

投げつけていた人とも思えない。

でもまぁ、ぶすっと

されているよりはいいか。

私も母もお酒を頂いて、

すっかり出来上がった。

明日はいよいよ挙式、

一つの区切りがつく日だ。

 

内心では、何だかんだいっても

女性として、わくわくして

しまっている。

いい夢見れそうだなぁとか、

そんな事を思いながら、

手配された部屋へと転がり込んだ。

 

真夜中に、妙な音を聞いた。

初めは、ジャキジャキという変な音。

お酒が入っている事もあり、

私は寝ぼけまなこだった。

何の音だろう、空調?

なんてぼんやり考えていた。

次に、ぎゅーんという機械音がした。

 

そして、ジャキジャキという音は、

ビーっという草刈り機みたいな音に

変わった。耳元だったので、

さすがに目が覚めた。