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本編

スカオ(なんで

こんなことに…)

 

俺は今、全身包帯

グルグル巻きで取引先の方と

商談をしている。

 

取引先男性「なぜ君は

そんな状態でここに

いるんだい?

 

 

君の上司は何を

考えている!

今すぐ携帯を貸してくれ」

 

スカオ「はい…

かしこまりました…」

 

そう言って俺は

ほとんど身動きの

取れない状態で

携帯を差し出した。

 

 

すると、取引先の男性は

こう俺の上司に伝えた。

 

取引先男性「君が

スカオ君の上司ですね

今私の前にいる男は

 

 

ミイラのように見えますが、

私がいつエジプトの

骨董品を取引したいと

言いましたか?」

 

取引先の男性と上司の

会話はしばらく続いた。

ただでさえ、

怪我まみれの状態。

 

 

そんな体に鞭を打って

ここまで来たからか、

自分が責められているのか

 

 

相手が責められているかの

正常な判断も出来ない。

なぜここまでに

至ったかの経緯を

説明する。

 

俺はスカオ。

ある日、自分の出世にも

繋がるある大事な

商談が控えていて、

 

 

事前準備の一環で

早めのお昼ごはんを

取ろうと思い、

食堂へ向かっていた。