こちらもおすすめ▼
【第1話】妹が見捨てた子供たちを愛情いっぱい育てた結果… ➟お父さんと呼んでもいいですか?
こちらもおすすめ▼ 本編 俺はスカオ。49歳。 今日は娘の結婚式があった。 もうじき息子も 結婚する予定である。 今から20年程前、 実家に寄り着かなかった 妹が突然子供を2人 抱えて転がり込んで きたことが始まりだ。 ミカコ「ただいまー」...
【第1話】女手一人で育ててくれたシングルマザーの母親が事故で他界→親戚たちは俺を施設行きにしようとしたが、叔母「ウチにくればいいじゃん?」美人キャバ嬢に引き取られ、大人になった俺は…
こちらもおすすめ▼ 本編 リサ「ね、スカオ。 このDVDどうする?見る?」 スカオ「DVD?」 リサ「そう。スカオの生い立ちに 関わる記録なの。 今となっては、 もう必要が無いもの なんだけどね。 処分するとしても、 スカオの意見を 聞いて...
本編
スカオ(なんで
こんなことに…)
俺は今、全身包帯
グルグル巻きで取引先の方と
商談をしている。
取引先男性「なぜ君は
そんな状態でここに
いるんだい?
君の上司は何を
考えている!
今すぐ携帯を貸してくれ」
スカオ「はい…
かしこまりました…」
そう言って俺は
ほとんど身動きの
取れない状態で
携帯を差し出した。
すると、取引先の男性は
こう俺の上司に伝えた。
取引先男性「君が
スカオ君の上司ですね
今私の前にいる男は
ミイラのように見えますが、
私がいつエジプトの
骨董品を取引したいと
言いましたか?」
取引先の男性と上司の
会話はしばらく続いた。
ただでさえ、
怪我まみれの状態。
そんな体に鞭を打って
ここまで来たからか、
自分が責められているのか
相手が責められているかの
正常な判断も出来ない。
なぜここまでに
至ったかの経緯を
説明する。
俺はスカオ。
ある日、自分の出世にも
繋がるある大事な
商談が控えていて、
事前準備の一環で
早めのお昼ごはんを
取ろうと思い、
食堂へ向かっていた。