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【第１５話】夫が娘に作ったバースデー料理の様子がおかしい→怪しいのでこっそり取り替えておいた結果…

2024.07.13

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本編

とにかく、興信所が動いて、

夫の秘密を暴いてくれるまでは、

大人しくしておいたほうがいいのは確かだ。

いよいよリコの誕生日が明日に迫った。

今度こそ。

今度バックレたら、本当に考える。

ヒサオはもう後がないのだけども。

ヒサオ「ごめんな、

会議が入っちゃって。

夜６時から始まるんだよ、

何時に終わるかわからない」

アスカ「ヒサオ！」

リコ「パパ……」

私は怒鳴り、リコは涙ぐんだ。

３人でパーティの約束を、

帰宅早々ヒサオは平然と

蹴散らしたのだ。

いつもなら、ここで

モラハラ全開の態度で

怒鳴ってくるところだけども。

ヒサオ「埋め合わせには

ならないかもしれないけど、

花束を用意した。

それと、台所を

使わせてもらっていいか？」

得意の「仕事をなめるな」

攻撃ではなく、

予想外に低姿勢だった。

白をメインにした、

可愛いブーケをリコに

差し出したのだ。

ヒサオ「リコはポテトサラダが

好きだったよな？

パパが特製ポテトサラダを

作ってあげようと思って」

リコ「パパ、お料理できるの！？」

ヒサオ「調べたんだよ。

リコのために」

ヒサオはニコッと笑った。