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本編

アスカ「はぁ!?

ヒサオ、あんた何考えてるのよ!

自分が何言ってるかわかってる!?」

 

 

ヒサオ「しょうがないだろ!

仕事なんだよ、こればっかりは

どうしようもないじゃないか!」

 

 

アスカ「それはナシって、

リコと約束したときに

さんざん念押ししたよね!?

 

 

この日ばかりは絶対に

仕事を入れない、

どんなに他の日に

しわ寄せがきても、必ず対応するって!

 

 

なんで、この土壇場で、

やっぱり仕事だから

運動会は行けないなんて

言い出すわけ!?」

 

 

私はアスカ。

27歳の既婚会社員だ。

夫ヒサオ、小学1年生の

6歳娘リコ、三人暮らしをしている。

 

 

いま、私はふざけた夫に対して、

怒り爆発中。

仕事仕事と、口癖のように

つぶやいては、家族の都合を

平気でしらばっくれる夫に、

ずっとストレスをためていた。

 

 

私との事ならまだいい。

娘のリコが、いろいろ嫌な思いを

させられていたのにも耐え、

 

 

これだけはどうしても

守ってほしいと願った、

運動会を見る約束すらも

ドタキャンすると言い出した。