※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【スカッとする話】上司の家族とBBQへ行ったら義手の嫁を見下され…【第13話】

前回の内容はこちら▼

【スカッとする話】上司の家族とBBQへ行ったら義手の嫁を見下され…【第12話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 あっというまに当日が来て、 俺とヨメミは指定された 郊外の自然公園へ向かった。 バーベキュー施設の他に、 釣り堀やバードウォッチング、 散策、ちょっとした アスレチックコー...

1話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】上司の家族とBBQへ行ったら義手の嫁を見下され…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 俺はスカ太郎。 25歳で、同い年の妻とは まだ結婚したばかり。 新婚3ヶ月だ。 家庭は最高なのだが、 仕事ではちょっと、 いやその、かなりキツい。 新婚早々、 最低になってしまった。 勤め先が倒産し、 いきなり...

本編

俺が密かに心配していた、

気まずい雰囲気とは無縁で、

むしろ楽しい空気が満ちていた。

しかし、それも

長い間の事ではなかった。

 

クズノ「さ、奥さん。

肉が焼けましたよ。

高級肉ですからね、遠慮なく」

 

ヨメミ「ありがとうございます」

 

俺の知っている彼とは

まるっきり別人な、

やたら愛想がいいクズノ課長が、

妻に皿を差し出した時だった。

いきなりぎょっとなり、

妻の手を凝視し始めた。

ヨメミは、自分の手を

見られていると気づいて、

ぎくっとなっていた。

実は、妻は手に障害がある。

子供の頃に遭った事故が原因で、

右手には親指しかないのだ。

ハンデをカバーするため、

義手の一種である人工手指を

つけているのだが、

これは動かない。

どうしても、不自然に

見えてしまう。

手袋もしているから、

ハンデを負っているのは

すぐ見て取れる。

 

クズノ「は?

何?奥さん、手が動かないの?

マネキンみたいなんだけど」

 

ヨメミ「え、ええ。

小さいころに事故で、そのう」

 

クズノ「うわ!

ハンデ持ちかよ!」

 

課長は、いきなり俺が見慣れた

いつもの態度になった。

何て言い草だ!