※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第21話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…

前回の内容はこちら▼

【第20話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 俺は、全ての謎を解明し、 自分自身を納得させたかった。 エミコを警察に突き出す前に、 どうしても、エミコの動機や 目的を突き止めずには いられなかったのだ…… 街を散々歩き回った後、...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…
こちらもおすすめ▼ 本編 夫婦2人、仲良く幸せに 暮らしているつもりだった… そう…あの日までは… 俺の名前はスカオ。43歳。 大手製造会社の企画開発部門に 所属する、ごく普通のサラリーマン。 妻の名前はエミコ。41歳。 結婚前は介護士とし...

本編

そうして、『騙し合い』

という試合が始まった…

 

エミコ「おかえり〜。

今日もお仕事お疲れ様〜」

 

エミコは後ろ暗いところなど

一切感じさせない態度で、

いつも通り俺を出迎えた。

 

エミコ「体の具合は大丈夫?

またヨモギ風呂入れたからね!

ゆっくり浸かって、

グッスリ眠ってね!」

 

エミコは、ニッコリと

笑みを浮かべてそう言った。

俺の目にはもう、笑顔の裏の恐ろしい

顔がハッキリと見えていたが、

怯まずにこう答えた。

 

スカオ「いつもありがとう!そうだ!

たまには一緒に風呂に入ろうか?」

 

俺は動揺するエミコを見て

密かにほくそ笑んだ。

 

スカオ「ハハハ!冗談だよ!!

また今度な!」

 

そう言って風呂場に向かい、

息を止めて浴室に入ると、

まず窓を開けて空気を入れ換え、

湯船に蓋をしながら栓を抜いて

湯を流した。

 

一旦脱衣所に避難して服を脱ぎ、

湯が流れ終わり

空気が入れ換わった後、

ゆっくりとシャワーを浴びた。

 

スカオ「は〜!いいお湯だった〜!」

 

そう言って俺が風呂から出てくると、

エミコはギョッとして俺を見た。

 

(なんで…なんで死なないの…?)

 

というエミコの心の声が

聞こえて来るようだった。