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【第14話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…

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【第13話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…
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【第1話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…
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本編

母「スカミ…こんなに痩せちゃって…

あぁ!これがスカミの赤ちゃん

なのね!まぁ…なんて可愛いの…

抱っこしてもいいかしら?」

 

母がミソラを抱っこして

笑っていると、

父も車から降りてきて、

後ろのドアを開けてくれた。

後部座席には、真新しいチャイルド

シートが取り付けられていた。

私が驚いて父の顔を見ると、

父は照れたように首を掻きながら

言った。

 

父「さっき急いで買ってきたから…

チャイルドシート、

こんなので良かったか?」

 

母「お父さんったら、あれもこれも

って、トランクに入りきらないくらい

買おうとするのよ!

チャイルドシートは店員さんの

オススメのを買って、

取り付けてもらったの」

 

スカミ「そうなんだ…ふふ。

どうもありがとう。

チャイルドシート、

私もよく分からないけど…」

 

父「ほら、赤ん坊を貸してみろ。

うわ。小さいな〜!

えーっと、ここをこうやって…

こうだ!ほら、笑ってるぞ!

そうか、気に入ったのか?ん?

良かった良かった…」

 

ミソラは、初めて会う両親を前に、

ぐずることなくご機嫌だった。

父も母もすっかり目尻を下げて、

おじいちゃんおばあちゃんの顔に

なっていた。

 

母「さぁさぁ、

早く家に帰りましょ!」

 

気が付けば、緊張やわだかまりは

すっかり消えていて、私はホッと

息を吐いて車に乗り込んだ。