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【第5話】幼稚園の先生から突然電話「迎えにきてもらえないと困ります!」→私「もういますけど?」先生「え?」
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 園長「おっしゃる通りです。 教諭には、しっかり指導いたします。 申し訳ありません」 アスカ「もう終わった話ですから」 園長「それが、ある意味では まだ終わっていないんです」 ん?まだ...
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【第1話】幼稚園の先生から突然電話「迎えにきてもらえないと困ります!」→私「もういますけど?」先生「え?」
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本編
金髪で全身ブランド、
きっつい香水の匂い。
男女間での華麗なる態度使い分け。
ついでに口を開けば誰かの悪口、
陰口。他に話題は無いのかと
聞きたいくらい。
スズミといえば、うちの幼稚園では
有名な問題ママだった。
そのスズミの息子さんが、
うちと何の関係が?
アスカ「ケント君は、
年少時代に息子と同じクラスでした。
覚えているのはそのくらい
なんですが」
園長「という事は、
あまり交流が無いのでしょうか?」
アスカ「あまりというより、
全然無いですね。
去年の保護者会では、
確か文化委員でママさんと
ご一緒しましたが、それっきりです」
園長「では、ケント君を
お預かりするとか、お迎えにくる
とか、そういうお約束は?」
アスカ「何ですか、それ」
いや、他に言いようがなかった。
あっけにとられたというか、
想像外すぎてとっさに
対応できなかったというか。
園長先生の話を
よくよく聞いてみると
園長「今朝の登園時に、
スズミさんから延長保育
ご利用のお申し出がありました。
その時に、今日はお迎えが遅くなり
そうだから、アスカさんが代わりに
来るという説明があったようです。
アスカさんには、
お話が通っているとの事で」
アスカ「初耳です」