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【第6話】セコママがコストコ勝手に付いてきて入店出来ず逆ギレ!

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【第5話】セコママがコストコ勝手に付いてきて入店出来ず逆ギレ!
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 帰りの車の中では、運転する私を よそに、後部座席で ゴソゴソし始めたかと思うと、 1人でつまみ食いを始める始末で… そして極め付けは、キチムラさんの 家まで送り届け、玄関まで一緒に ...

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【第1話】セコママがコストコ勝手に付いてきて入店出来ず逆ギレ!
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本編

キチムラ「……

分かったわよもうっ!!」

 

まるで私が不当なお願いをしたかの

ように、ブリブリ怒りながら家の中へ

戻って行ったキチムラさんは、

なかなか出てこず、私は車の中で

YouTube動画を何本も見る羽目に

なった…

 

キチムラ「ほら!これ!!

細かいの無かったから、

端数はオマケしてよね!!」

 

アスカ「え?あぁ…いいですけど…」

 

私はキチムラさんから手渡された

金額を確認して驚いた。

 

(え…?端数はオマケって…

これじゃ、いくら何でも

少なすぎる…)

 

アスカ「あの。さすがに

これはちょっと……」

 

キチムラ「あっ!!そうだっ!!

私、お迎えの前に、行かなきゃ

ならない所があるんだったわっ!!

じゃあアスカさん、私、これで!!」

 

アスカ「あの!ちょっと!!

キチムラさん!待って下さい!!

キチムラさん!!」

 

呼び止める私を無視して、

キチムラさんは家の中に

入っていってしまった…

私は手の中のお金をもう一度見て、

ため息をつくしかなかった。

もちろんガソリン代や

高速代も払ってもらっていないし、

感謝の言葉さえもらっていない。

 

何とも言えない疲労感と共に

帰宅した私だったが、

気を取り直して、さっそく買ってきた

ものを整理することにした。

小分けにして冷凍したり、

仲良しのご近所さんに

お裾分けする分を包んだり…

 

それから、さっきキチムラさんから

渡された大きなレジ袋の中から、

半分ずつ分けたはずのものを

取り出した。

 

アスカ「あれ…?」