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【第１話】夫「睡眠は3時間までだ！」→お望みどおりにした結果w
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本編
ヨシオ「ふざけんなよ、おまえ！
家のご主人さまが帰って来るのを、
主婦が待てないでどうする！」
スカコ「いや、それ主婦関係ないと
思う。あなたが、とんでもない深夜に
帰るのを、なんで起きて待ってなきゃ
いけないのよ」
ヨシオ「その考え方がダメなんだよ！
俺のやる気が萎えるんだよ、バカ！」
ヨシオは、どう考えても
筋が通らない事を、まるで天下の
大正論だといわんばかりの、
偉っそーな態度で主張している。
だめだこりゃ。
私は、頭を抱えたくなった。
ぎゃあぎゃあ騒いでいる夫を
まるっと無視しつつ、
どうしてこうなったのか、
記憶をさぐってみる。
大学生時代の彼は、
とてもシャイな印象だった。
私と目が合うと、すぐ照れくさそうに
眼をそらしたり、話しかけたら、
いかにも緊張していると丸わかりの
態度で、おずおず返事したり。
彼のいいところは、これでもか
というくらい、優しいところだった。
やっと慣れてくれたのか、スムーズに
会話できるようになった頃。
ヨシオ「それ、重いだろう？
俺が持つよ」
サークル活動の時、
ちょっと重量がある荷物を、
頑張って運ぼうとしていたら、
すぐに駈け寄ってくれる
ようになった。
学食でラーメンを頼んだ時、
混んでいたのも理由だったのか、
自分が先に渡されたトレイを、
私に譲ってくれた事もあった。
