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【スカッとする話】彼氏の部屋に合鍵で入った→私はショックのあまり…【第10話】
ひとつ前の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ツバサ「えっ??俺の部屋???」 スカミ「そう、ツバサの部屋。 この空き缶に入ってる吸殻、 誰が吸ったの?」 ツバサ「………………」 スカミ「オマエが吸っとらんの じゃったら、この...
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【スカッとする話】彼氏の部屋に合鍵で入った→私はショックのあまり…【第1話】
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本編
スカミ「オノレの始末もよう
出来んクセに…。現実見ろや!!!」
ツバサ「………………」
スカミ「ええかオマエ、
もしちょっとでも反省しとるん
やったら、そっから動くなよ!
私が帰るまで大人しぃ寝とれや!
逃げんちゃうぞ!わかったな?」
ツバサ「…………わかった」
スカミ「あのなぁ、なんや勘違い
しとるようやけどな、恋人っちゅうん
は飾りとちゃうんよ!!
悩みがあるなら相談して、
一緒に乗り越えるのがパートナー
っちゅうもんなんよ!!わかる??」
ツバサ「…………うん」
スカミ「今から大事な書類は
全部持って帰るから、
一個一個整理してこ!!な?
隠しても、逃げても、どうにも
ならんのよ!!
向き合うしかないんよ!!
私がそばに居るんやから!!
二人で一緒に頑張ろ!!
な?ええな?」
ツバサ「……うん……うん……。
ありがとう……。ありがとう……
スカミ……ありがとう……」
スカミ「もう分かったから!
じゃあ、ちゃんと寝ててよ!
じゃあ、後でね!」
ボロボロに泣いているツバサの姿が
見えるようで、私も声を上げて
ひとしきり泣いた。
それから涙を拭き、鼻をかんでから、
大きく深呼吸をし、ツバサの
お母さんにLINEをしようと決めた。
ツバサは知られたくないようだけど、
こんな事態になっているのに、
黙っておく訳にはいかなかった。
これまでお母さんとは楽しい
やり取りしかしてこなかったのに…。
今回は寝耳に水でこんな報告…。
私だってしたくない!
でも、もしかしたら今日にでも、
保証人になっているお父さんのところ
に連絡がいくかもしれないのだ…。
ツバサの現状と、部屋の様子、
借金が複数ある事、今から対応して
いくという事を報告した。
(さぁ、帰ろう!
ツバサが待ってる!)