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【スカッとする話】祖父が残したボロボロの店に妹を溺愛する両親は「お前はあそこに住みなさいw」私「え!本当にいいの?」両親「は?」→結果【第9話】
前回の内容はこちら▼ 本編 クロサキ「日本でこれほどの 逸品に巡り合うとは 思いませんでした。 それにお店の造りも素晴らしい」 父「そうなんですか? 我々には、普通の 一軒家に見えますが」 父が首をかしげると、 クロサキさんはまたフランス語...
本編
ナオトさんが言うと、
クロサキさんも大きく頷いた。
クロサキ「私もそう思います。
それを、譲っていただけるとは
ありがたい。
さっそく小切手を用意して、
書類も作って、
3日後にはまた来ます」
そんな話は初耳なのだけど、
クロサキさんは家族が来る直前に
クロサキ「どんな突飛な話を
聞いても、驚かずに、
話を合わせてくださいね。
家を返せと言われたら、
買い取るように言い返してください」
そう言っていた。
祖父の財産を守る為だと
納得して、私はあえて
口出ししなかった。
二人が店を出ると、やっぱり
父「この家は
おまえには勿体ない」
と言い出した。
私はクロサキさんの言葉に従い、
それなら買い取ってと応じた。
父「いくらで売る約束したんだ」
スカ美「ええと、あの、5000万」
ここまでは打ち合わせして
いなかったので、適当に答えた。
父を始めとして、家族全員が
私をまた罵った。