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【スカッとする話】祖父が残したボロボロの店に妹を溺愛する両親は「お前はあそこに住みなさいw」私「え!本当にいいの?」両親「は?」→結果【第7話】
前回の内容はこちら▼ 本編 エネ子は彼を見て、急に ぱぁっと明るい表情になった。 無理もない。 ナオトさんという彼は、 かなりのイケメンだったから。 エネ子「そ、そうなんですねー」 ナオト「僕たちは、パリで 美術商をしています」 エネ子「パ...
本編
スカ美「どうしよう、
ここだけは譲れないのに」
クロサキ「申し訳ありません。
知らなかったとはいえ、
余計な事を言いました」
クロサキさんは
真顔で謝って来た。
私は恐縮した。
彼が悪いわけではないのだから
スカ美「お気になさらないで
ください。うちの問題なので」
クロサキ「どうでしょうか?
ここは私と孫に
お任せ頂けませんか?」
スカ美「え?」
クロサキ「先生には
お世話になりました。
ぜひ、ご恩返しを
させてください」
話を聞いているうちに、
案の定、家族が押しかけて来た。
父が飛び込むような勢いで、
店に入って来た。
父「絵に価値があるだって!?」
クロサキ「おや。また買い付け
ご希望のお客様がお見えですね」
クロサキさんは落ち着き払って、
上品に微笑んだ。
クロサキ「実は、先ほど
商談成立しましてね。
パリで美術商を営んで
おりますが、ここは掘り出し物
ばかり、宝の山ですよ」
父「それは本当ですか!?」
父が、クロサキさんの
言葉に食いつく。
クロサキさんは孫のナオトさんと、
フランス語で話しつつ、
絵をいくつか指さして…