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【スカッとする話】高2の娘の妊娠が発覚!相手の名前を聞いても頑なに拒否→その理由が…【第11話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 サクラが電話をかけると、 誰かのスマホの着信音が鳴った。 スカオ「うわ!凄いタイミングだな (笑)タクヤか?まだ来ないみたい だから、電話出てもいいぞ」 タクヤ「あ…。うん…」 引き...
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本編
義父の拳がタクヤの頬に
クリーンヒットし、タクヤは
ソファーから転がり落ちた。
床に丸くなって防御の姿勢をとる
タクヤ。なおも殴り続ける義父。
義父「お前は!!
…なんてことを!!
…なんてことを!!
…この!!…ロクデナシめ!!」
サクラ「おじいちゃん!!
やめてー!!」
止めに行こうとするサクラを、
ミホが押さえつけている。
正直、タクヤは殴られて当然だ。
もうしばらく見ていようかとも
思ったが、義父の拳の方が
心配だったので、
俺は仕方なく立ち上がり、
義父を羽交い締めして引き剥がした。
スカオ「お義父さん、
とりあえずそれくらいで。
まずは話を聞きましょう」
義父は泣いていた。
すっかり脱力した義父を
ソファーに座らせて、
ふと横を見ると、義母もまた、
嗚咽をもらして泣いていた。
ミホがキッチンからタオルと
アイスノンを持ってきて、
義父に手渡した。
ミホ「お父さん、拳、平気?
あぁ、大丈夫そうだね。
少しこれで冷やしといて」
俺は次にタクヤを起こして
床に座らせた。
左頬が少し赤く腫れているので、
明日は紫色に腫れ上がりそうだな
と思った。
すぐに冷やした方が良いのだが、
ミホを見るとわざと知らんぷりを
しているようだった。
まぁ、4〜5日の青タンくらい
お見舞いしてやっても
バチは当たらないだろう。
(そもそも、殴ったのは
お義父さんだしな!)
俺も放っておくことにした。
スカオ「話、聞かせてもらおうか」
タクヤ「……………」