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【スカッとする話】高2の娘の妊娠が発覚!相手の名前を聞いても頑なに拒否→その理由が…【第10話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 義父「だけどまぁ〜。喧嘩に なったら、スカオ君とミホだけで、 コテンパンに出来ると思うけどな!」 スカオ「いやいや、お義父さん…。 勘弁して下さいよ〜」 義父「スカオ君、いいか?冷静...
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本編
サクラが電話をかけると、
誰かのスマホの着信音が鳴った。
スカオ「うわ!凄いタイミングだな
(笑)タクヤか?まだ来ないみたい
だから、電話出てもいいぞ」
タクヤ「あ…。うん…」
引きこもりがちで色白のタクヤは、
いつにも増して白い顔をして、
ノロノロと電話に出た。
タクヤ「……もしもし」
サクラ「はい…もしもし…」
義父「え!?」
スカオ「ん!?」
ミホ「はあ〜〜〜!?」
サクラとタクヤは、お互いに顔を
合わせて、気まずそうな顔をした…。
そして一緒に電話を切った。
スカオ「ま……まさか……」
ミホ「タクヤ……。
あんたの相談事って……」
全員がタクヤの返事を待って
静まり返る中、サクラが
小さな声で言った。
サクラ「……お兄ちゃんなの」
ミホ「え…?サクラ……
今、何て言った?」
サクラ「……タクヤお兄ちゃんなの」
サクラの言葉に、
部屋の空気が凍り付いた。
ミホ「ま、まさか…。お腹の子の
父親が、タクヤだって言うんじゃ…
ないよね…?」
サクラ「……そうなの…。
タクヤお兄ちゃんとの子なの……」
タクヤは、ミホと10歳以上
離れていて、26歳の独身だ。
大学卒業後も就職せず、
アルバイトさえ行かずに親のスネを
かじっている、ニートのタクヤ。
サクラは幼い頃からタクヤが
大好きで、本当の兄妹のように
仲が良かったが……
義父「こ…こ…このっ!!
大馬鹿もんがーーー!!!!」
義父はそう叫んだかと思うと、隣に
座っていたタクヤに殴りかかった。