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【スカッとする話】クレクレママ「その薬ちょうだい!」→断ると、逆恨みで包丁を持って凸して来て…【第6話】
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本編
視界の端で、クレハさんがこちらに
近付いて来るのが見えた。
私はハルトをギュッと抱きしめ、
ドキドキしながら、どうしよう。
逃げるべきか。と迷っているうちに、
クレハさんに声をかけられて
しまった。
クレハ「あら〜。さっきはどうも〜」
アスカ「…………どうも」
クレハ「赤ちゃん、お顔赤いわね〜!
お熱結構高いのかしら〜?」
アスカ「えぇ…。まぁ…」
クレハ「あらぁ〜!可哀想に!!
じゃあもう、間違いなくタネ無しね!
タ!ネ!な!し!!!」
そう言いながら、クレハが
ハルトの背中にパンチを!!!
わずか6ヶ月の赤ん坊の背中に、
パンチをしたのだった!!!
クレハのヒステリックな大声に、
何事かと様子を伺っていた周りの
ママ達からも、どよめきと共に、
「ちょっと!!」
「何てことするの!!」と
クレハを咎める声が上がった。
あまりの驚きで一瞬固まって
しまった私も、火がついたような
ハルトの泣き声で我に返った。
アスカ「なにするんですか!!!!」
ニヤニヤと笑うクレハの顔を見た
途端、私は我を忘れてクレハに
掴み掛かってしまった。
騒ぎを聞きつけて走ってきた
先生方に止められて、
私はようやく我に返った。
クレハ「なにこの人〜!
野蛮なんだけど〜!」
私が悔しさのあまり言葉を
詰まらせていると、周りのママ達が
口々に加勢してくれた。
ママ「何言ってんの?あなたが
赤ちゃん殴るからでしょ!!」
ママ「そうよ!
ここにいる全員見てたわよ!!」
ママ「野蛮なのはそっちでしょ!!」