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【スカッとする話】高2の娘の妊娠が発覚!相手の名前を聞いても頑なに拒否→その理由が…【第6話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ「もしもサクラが充分大人で、 大切な人との子供ができたって 言うんなら、お父さんたちだって、 出来る限り協力するぞ。 でも、協力っていうのは、 丸々全部頼っていいって事じゃ な...
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【スカッとする話】高2の娘の妊娠が発覚!相手の名前を聞いても頑なに拒否→その理由が…【第1話】
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本編
(お、俺だって…ちょっと
受け止める時間が欲しいよ…)
スカオ「そ、そうだ。親御さんも
一緒に来てもらえないか、
聞いてみてくれ。いきなり今日が
難しいなら、明日でも構わないから」
サクラ「わかった…」
(どうか明日になってくれ…)
サクラ「大丈夫だって。今から
ご両親も一緒に来てくれるって。
あと30分くらいで着くって」
スカオ「え、今から30分!?
そ、そうか…。わかった…。
じゃあ、サクラはそれまで、
ここで横になって休んでなさい」
平静を装った俺は、にこやかに
サクラの部屋を出てドアを閉め、
慌ててリビングに向かった。
ソファーでお茶を飲んでいたミホは、
だいぶ落ち着いた様子だった。
ミホ「相手、誰だって?」
スカオ「いや、それはまだ
聞いてないんだけど…今から
両親と一緒にウチに来るって!」
ミホ「えっ!?今から!?」
スカオ「うん。30分くらいで」
ミホ「えぇ〜!」
俺はとりあえず深呼吸をして
自分を落ち着かせた。
スカオ「少なくとも、お腹の子の
父親は誰か、ちゃんと分かって
るんだ。良かった…。
相手にも、妊娠の事を
話してたらしいぞ。うん…うん…」
ミホ「…あれ?
スカオじつは焦ってる…?」
スカオ「いや…まぁ…
急に相手が来る事になったから…。
でもまぁ、きちんと顔を見て
話し合えるんだから。
とりあえず…良かったよな?」
ミホ「うん……」