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【スカッとする話】俺を異常に風呂に入らせたがる嫁。後日、病院で検査した結果…驚愕の事実が!【第19話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 弁護士「このまま離婚に 応じなければ、こちらも警察に 届け出なくてはならなくなります。 そうなると、ヤバミさんは○人未遂で 裁かれる事になるでしょう。 素直に離婚に協力した方が、 双...
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本編
「話し合いが終わった」と、
ケンタから携帯に電話があり、
弁護士の車が公園まで来て、
俺を拾って帰路についた。
俺が部屋を出た後の事は、何日も
後になってから、ケンタから聞いた。
ヤバミは俺の後を追おうとしたが、
義父が首根っこを掴んで引き倒し、
畳に転がったヤバミを、義母が
泣き叫びながら叩き続けたらしい。
義父は席に戻ると、腕を組んで
目を閉じ、それきり微動だにせず。
ケンタは、(気がすむまで
叩けばいい)と義母とヤバミを
眺めていたらしいが、ヤバミの顔が
真っ赤に腫れてきたので、
弁護士が止めに入ったらしい。
最後に義母から「お前はもう…
私の娘じゃない!!…」と言われ、
ヤバミは腫れ上がった顔で、
無言のまま俯いていたそうだ。
ケンタ「俺も言ってやったんだ!
『愛してるだなんて、
どの口が言うんだ!!』
『アンタの方こそ、
病院に行ったほうがいいよ!!』
ってさ!」
鼻息を荒くして話すケンタを見て、
俺は、少し笑った。
(ケンタが俺の弟で
本当に良かった…。)
と、冷え切った心が、少しずつ
温かさを取り戻していくのを
感じていた。
弁護士の尽力と義両親の協力で、
離婚は11月に成立した。
財産分与は無し。
慰謝料は、結構な額をもらった。
ヤバミは自分の貯金が
ほとんど無かったので、
義両親が老後の資金を
取り崩して払ってくれたそうだ。
こうして結婚生活には
一応の決着がついたのだが、
俺は精神的に立ち直ることが
なかなかできなかった。